TOP > キネシオロジー太田 OTA kinesiology 日記 > JMRC神奈川ジムカーナ第五戦 富士スピードウェイにて選手のメンタル、フィジカルサポートをさせていただきました。
先日9/8(日)にJMRC神奈川ジムカーナ第五戦 富士スピードウェイが開催され、ジムカーナドライバーの田尾光規選手のメンタル及びフィジカルサポートに行って参りました。
ジムカーナは舗装された路面で行われるモータースポーツの一種で、コースに置かれたパイロンで作られたコースを早く、正確にゴールすることを競う競技となっています。
田尾選手はJMRC神奈川ジムカーナ選手権のPN3クラスで昨年まで3年連続シリーズチャンピオンを獲得しており、さらなる高みを目指してジムカーナの最高峰である全日本選手権にて好成績をおさめることを目指しています。
今シーズンは技術、メンタル、フィジカルのさらなる強化を目標としてJMRC神奈川ジムカーナシリーズに参戦しています。
キネシオロジー太田は2024年2月より田尾選手のメンタル及びフィジカルのサポートをさせて頂いており、富士スピードウェイにて行われた第五戦も現地にて田尾選手のサポートをさせて頂きました。
第五戦のテーマは「最高の運動パフォーマンスを発揮する」です。
人が動作をする時、五感で得られた情報が感覚神経を通って脳に伝えられ、脳で処理、出された指令が運動神経を通って筋肉に伝えられることでアクションを起こすことができます。
五感で正確に情報を得られても、瞬時に脳で情報処理ができても、アクションを起こすための筋肉が瞬時に正確に力を出さなければ思った通りの走りをすることができません。
運転にも筋肉が関係しており、例えば、アクセル/ブレーキペダルを踏む動作は腓腹筋と呼ばれるふくらはぎの筋肉、ペダルを戻す動作は前脛骨筋と呼ばれる脛の外側にある筋肉が関係しています。
これらの筋肉が早く正確に動かなければ踏みたいタイミングでブレーキ、アクセルを踏めず、タイムロスに繋がります。
ハンドルの操作は、大胸筋や腕のいくつかの筋肉を動かすことによって操作をしますが、こちらも筋肉が早く正確に動かなければイメージしていた走行ラインを走ることができません。
他にも視線を安定させる首周りの筋肉や姿勢を維持する体幹の筋肉など、一つ一つの筋肉がしっかりと反応する、力が入る状態となっていることが最高の運動パフォーマンスを引き出す鍵となります。
今回は、競技の合間に、運転パフォーマンスに関係する一つ一つの筋肉が早く正確に反応するのかを確認し、反応しない筋肉をその場で調整することで最高のパフォーマンスを引き出すサポートをしてきました。
競技の結果、PN3クラスで優勝、そして35台中トップタイムをマークし、初の総合優勝を獲得しました。また、4年連続のJMRC神奈川ジムカーナ選手権2024 PN3クラスのシリーズチャンピオンを獲得しました。
競技後、田尾選手はこの結果に満足せず、さらなる成長を目指して、今回の走りを振り返っていました。
田尾選手に限界という言葉はありません。
前回の自分を超えようと努力している姿は私自身とても勉強になり、刺激をいただいております。
田尾選手と共に、私自身も成長できるように技術の研鑽に励んでいきます。
ありがとうございました。
JMRC関東ジムカーナ部会
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JMRC神奈川ジムカーナ部会
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